2016年8月5日金曜日

iOS DJ app「DJ Player Ver8」を以前のバージョンに戻す方法

2016年7月末、DJ Player 7.〇から8.0のアップデートにより、
以前まで「DJ Player」と「DJ Player Pro」と別アプリだったものが統合され、「DJ Player Professional」となりました。
ProがそのままDJ Player 8.0となったイメージです。
これに伴い、旧DJ PlayerとDJ Player ProはiTunes Storeから削除されました。
Ver7とproは別物DJアプリと言っていいほど、インターフェイスも操作性も異なります。
 Ver8(Pro)の画面。STEMSの利用を打ち出しているせいか、「どこを押したら何ができるのか」分かりづらい。
Ver7の画面。「タッチパネルでのDJプレイ」を分かり易くしたレイアウト。

proはSTEMS対応としたり、大型波形ディスプレイと意欲的ではあるのですが…。
Ver7の操作に慣れていると使いにくい…。

個人的にはiPadのDJアプリとしては、「DJ Player 7が至高」と思っています。
そこで、Ver7を使い続ける方法を紹介したいと思います。

ただし…

〇Ver7のアップデートが今後行われる可能性は低く、不具合もそのまま使い続けるしかない。
〇iOSのアップデートにより、使えなくなる可能性がある。(2016年秋リリース予定のiOS10で動作するのか不明)

なので、お手持ちのVer7とiOSとでずっと使っていく覚悟がある方のみ、参考にして下さい。

前提条件として、
〇現段階で「DJ Player Professional(Ver.8)」になっている、アプリ削除していない。
〇Ver8アップデート後、データ管理元Mac、PCの「ゴミ箱を空に」を実行していない。
〇「ゴミ箱を空に」してしまっていても、Time Capsule等でMacのバックアップを取っている。
必要があります。
アプリを消してしまっていたら、CUEポイント等設定データは復元できません…。

以下、「iPad、iPhone、iPodtouch等」を「iOSデバイス」と表記します。

「DJ Player」appを旧バージョンに戻す手順

0.「DJ Player Ver7」をゴミ箱、バックアップから探す。
1.iOSデバイスのアプリの「自動アップデート」を無効にする。
2.iTunesの「すべてのAppをアップデート」を行わない。
3.iOSデバイスからDJ PlayerのMIDI設定ファイル、データファイルをバックアップする。
4.iOSデバイスの「DJ Player Professional(Ver.8)」アプリを消す。
5.旧Ver「DJ Player」をiTunes上に復元する。
6.iOSデバイスとiTunesを同期して旧Ver「DJ Player」をインストール
7.iTunesからiOSデバイスにバックアップしたデータファイルを戻す。

 0.「DJ Player Ver7」をゴミ箱、バックアップから探す。


MacのiTunesでは、アップデートされて不要になった旧verアプリはゴミ箱に移動されます。
Windowsでもゴミ箱に移動されます。
ゴミ箱から「DJ Player 7.◯.◯.ipa」を探してください。
 見つからなかった場合はTimeCapsule等を使ってバックアップから探してください。
それでも見つからなかった場合はそこで試合終了ですのであきらめて下さい。

見つかったアプリ本体は、デスクトップにコピーして下さい。


1.iOSデバイスのアプリの「自動アップデート」を無効にする。


DJ Playerをインストールして同期もしているiOSデバイスの設定より、バックグラウンドでのアプリの自動アップデートを無効にします。
DJ PlayerをインストールしているiOSデバイス全てが対象です。
有効にしていると、バックグラウンドでアプリが更新されてしまいます。

2.iTunesの「すべてのAppをアップデート」を行わない。

 

データ管理元のiTunesで「すべてのAppをアップデート」を今後行わないようにします。アプリのアップデートを行いたいときは、各アプリのアイコンをクリックして「アップデート」のボタンを押すようにします。少し面倒になりますね…。


3.iOSデバイスからDJ PlayerのMIDI設定ファイル、データファイルをバックアップする。

 

iTunesからiOSデバイス内の「DJ Playerの書類」にアクセスし、
「**.djpmap(MIDIマッピング設定ファイル)」
「tracks_**.db(解析、CUEポイントデータファイル)」
をデスクトップに保存します。
DJ Player用のフォルダを作っておいて、定期的にデータのバックアップを取るのを推奨します。
iTunesファイル共有についての詳しい説明はこちら
https://support.apple.com/ja-jp/HT201301

4.iOSデバイス上の「DJ Player Professional(Ver.8)」アプリを消す。


アプリアイコン長押し→×マークタップで削除。

5.旧Ver「DJ Player」をiTunes上に復元する。


STEP0で見つかったアプリ本体をダブルクリックして「置換」をクリックします。
 iTunes内のアプリが旧Verに置き換わります。


6.iOSデバイスとiTunesを同期して旧Ver「DJ Player」をインストール


先ほど自動でインストールを無効にしたので、インストールするボタンを手動で押します。
(画像では既にインストールされてしまっているので「削除」のボタンになっていますが)
「インストール」のボタンを押して「同期」を実行します。
「おかえり、DJ Player 7。」


7.iTunesからiOSデバイスにバックアップしたデータファイルを戻す。


STEP3でのファイル共有から、バックアップしたデータファイルをiOSデバイスに戻します。
バックアップした「tracks_**.db」を一旦コピーして、「import.db」に名前を変更します。
iTunesのアプリ管理画面から、
「**.djpmap(MIDI設定ファイルはそのまま)」「import.db」をDJ Playerの書類フォルダに入れます。
iOSデバイスとiTunesを同期します。
HOMEボタンを2回押しして起動しているアプリ一覧から「DJ Player」(もし起動中なら)をスワイプして強制終了。
「DJ Player」アプリを起動して解析データが戻っていれば復元終了です。
DJ Playerのデータ管理方法についてはこちら
その後は…
「DJ Player」のアップデート通知が来ますが、手動でもアップデートせずに放置。
ゴミ箱内に過去のDJ Playerアプリ本体が残っているなら、全て別のフォルダを作って保存しておく。
定期的に「tracks_**.db」のバックアップを取る。(過去のVerは手動で取るしか方法がありません。)
iOSがアップデートされても、iOSをアップデートしない。(様子見する)

まあ、後ろ向きな手段ではありますね…。
djay proなり、他のDJアプリなりの移行も検討しておくべきなのかもしれません。


【参考にしたサイト】
iPhone、アプリを以前のバージョンに戻す方法
http://app-iphone.jp/izen-version-modosu-120

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